最近まで深海魚だと考えられていた『 アンコウ 』 の仲間で、
市場で一番流通している『キアンコウ』を調査した経緯や結果を放送していました。
↑ 『市場魚介類図鑑』 より ↑
キアンコウは浅い海域に住んでいる時間が長い個体が多かった
という調査結果が出たそうです。
青森県産業技術センターが3年前に津軽海峡に生息するキアンコウ10匹の尾に水深や水温を1時間ごとに計測できる小型の機械を付けて放流し、2年間にわたって詳しい生態を調べたそうです。
その結果、1年のほとんどを浅い海域で生息している可能性が高くなったということです。
行動パターンや生態を詳しく把握し今後の地域漁業に応用・貢献する事が目的の様ですが、当初考えられていたような深海 魚ではない可能性が出て来ました。
1年間のうち、
水深200メートルより浅い海域に生息していた時期が、88%
水深200メートルより深い深海に生息していた時期が、12%
という比率で 特に、5月から6月の産卵期には
60メートルから100メートルの浅い海域に移動していたということです。
生息域の水温は、12度前後の水温層に生息していたのに対し、 産卵を控えた3月には1年のうち最も低い6度前後の水温に生息していたということです。
生息する水温が分かったことで効率的な漁につながり、養殖などの資源管理も可能になることも大いに期待されますね(^o^)
今回の調査結果から キアンコウが深海魚だという定説は崩れました。
普段、我々が追い求めるお魚さん達の生態にも
意外な一面が隠されているのかも知れませんね(^_^;)
今後も色々な研究に期待しましょう。無謀にもランキングに参加中デス
ヤル気のスイッチも入ります (^_^;)
拝読させて頂きました。記事の内容にすごく興味が湧き、詳しく知りたいのですが、それをテーマにした論文や記事はご存知でしょうか?
コメント 有り難う御座います。
この記事は当時のTVのドキュメンタリー(短時間の地方局版)を録画したものを
書き起こしたものと記憶しております。
残念ながら、当時の動画記録は残っておりません。
『青森県の事業』で との事ですから継続して調査を重ねている可能性もあるかと思います。
ささっと検索かけてみましたが、当時の記事や私が参考にした番組の詳細が出てきませんので、
当該施設に直接問い合わせて確認してみるしかないかもしれません。
お役に立てませんで、恐縮です m(__)m