最近の貧果というか、見事なまでのボウズっぷりに正直、 焦っていました。
さらに穂先を折るわ、バラすわ、先を越されるわ (T_T)
ってなワケで懲りずに連日連続出撃と相成りました (u_u;)
7月5日(日)
チョイと所用で予定より遅くなりましたが、
性懲りもなく某砂浜で竿を出しました。
結局また、ボウズを喰らうハメになるのですが・・・
今回はチョイと怖い経験をしたので書き残そうと思います。
釣りをする皆さんは是非、読んでいって下さい。
尚、
この投稿は 85%の負け惜しみと 15%の警鐘から構成し、
全編ノンフィクションでお送り致します (u_u;)
7月5日(日) 18:30~
前日、お仲間が釣り上げたというサーフに入って爆撃を開始します。
もう、なりふりなんかカマっていられません (^_^;)
前日情報と違って既に漁網フォーメーションが完成していましたが、
所々に隙間も見受けられたので一縷の望みを託してブッコミます。
毎度毎度、アタリすら来ないワケですが、
今回はユムシを交換するタイミングを早めて、
なるべく新鮮な状態で待ち伏せを敢行します。
それでも何事も無いまま時間だけが過ぎ去り、
集中力が途切れたので携帯のワンセグでしばし気分転換します。
20:40過ぎくらいだったでしょうか?
『 イッテQ 』 の宮川大輔氏の 『 パイ投げ合戦 』 の優勝が決まった途端、
物凄い勢いでラインが出て行き、ドラグとセンサーからスゴイ音が (^_^;)
今まで経験がないほどのスピードで出て行くラインに焦りまくり、
ワンセグのスイッチも切らずに竿に飛びつくとピタリとラインが止まりました。
嫌な予感を抱きつつ数秒間、待っていると再び強烈に走り出します。
竿に充分重さが乗った状態で思いっきり合わせを入れると・・・
『 ズシン・・・ 』 と超重量級の手応えが帰ってきます。
しかもラインの出が止まりません (^_^;) ぅぉぉぉ
未体験の重さ、未体験の走りに 焦りまくり 且つ興奮し、
独りで奇声を上げながら出されては巻き、また出されては巻きを繰り返し、
ついに波打ち際まで寄せる事が出来たんですが・・・・・・・・・・
デカイ (;゜ 0 ゜) ぅぉぉ
ソコには洒落にならん程の
bigなマダイ様が横向きで浮いておられました (-_-;)
『今日は波が弱いし、ラインの強度を考えるとコイツは多分ズリ上げられん。
膝まで海に浸かって抱き上げるか、手で引き上げないと無理だ。』
魚体を目視した瞬間、何故か瞬時にそう判断し、
『 釣りキ〇三平 』 方式の捕り込み方を選択していました。
更に
竿やリールが水没しても構わないという覚悟もアッサリと出来ました。
幸か不幸か、そう判断した直後にまぁまぁの波が来たのが見えたので、
『 波の力 』
+
『 膝まで浸かる 』
+
『 手で抱き上げる 』
という行動計画を実行するべく、ドラグを締めてズリあげ態勢に入った瞬間、
突然マダイ様が息を吹き返し、再び強烈に竿を絞り込みます(激汗)
沖に向かって一直線に走るマダイ様と、ひたすら耐えるワタクシ。
両手で支える事で手一杯でしたのでドラグを緩める間もなく、
恐ろしいまでの弧を描く、相棒・ランドサーフ。
『 うおぉぉぉぉぉ、何じゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ (> o <) 』
こいつぁぁ、マズイ! と思ったその刹那、
『 バチっ!! 』 と音がして何かの影が視界の下から上に跳ねあがり、
同時に顔面に何かが当たりました。
そこで記憶が途絶えてしまいます。
・・・・・・・・・・
女性 : 『あの~、もしもし、チョット、どうしました?』
遠くの方から女性の声が聞こえた気がして目が覚めました。
んん? なんか冷たいなぁ・・・
目を凝らすと中年の男女らしき2人が上から覗き込んでいました。
女性 : 『あぁ、生きてるみたい、大丈夫ですか?』
んん??????
右半身が波打ち際に浸かった状態で気絶していた模様で、
たまたま通りかかった御夫婦が見つけて駆けつけてくれたみたいです。
↓ 実際にこんな感じで倒れていました (T_T) ↓
(森川先生、スイマセン。)
男性 : 『土左衛門(水死体)かと思ったんですが・・・どうしたんですか?』
女性 : 『誰かに襲われたとか?救急車か警察を呼びましょうか?』
ご夫婦は色々と気を使って下さいましたが、非常に有難かったです。
後から考えると、
マダイ様が反転攻勢に出たと同時に針のチモトが歯に当たって切れ、
(実際、切断部はクルクルパーマ状態でした。)
その結果跳ね上がったオモリが竿を直撃し折った挙げ句、
その反動と反発力を解放したバット部分が顔面に直撃、
『 脳震盪 』 を誘発し、そのまま前のめりに倒れ込んだ・・・と
自分ではそう推測しました。
↓ この位の威力はあったんでしょうか? ↓
( ご冥福をお祈り致します。 )
↓ それとも、こんくらい? ↓
( ご冥福をお祈り致します。 )
↓ 嗚呼、哀れなランドサーフ 南無 ↓
修理には、いくらかかるんだろう(汗)
強烈な一撃をカウンターで頂きましたので、
メガネの 『 ノーズパッドのアーム 』 も折れ曲がり、
鼻血もド派手に出ていました。
モチロン、右半身はズブ濡れ、口腔内は砂でジャリジャリ、
竿とリールも海水まみれ & 砂まみれ、
ワンセグだけが虚しく 『 行列の出来る法律事務所 』 を流していました。
多分、15~20分くらい気絶していたと思われますが、
溺死も充分考えられる状況だったので恐々とした次第です。
よくもまぁ溺れんかったわぃ (^_^;)
こんな事があるなんて (-_-;)
まさかまさかの展開で御座いました。
これは
マダイ様がグロッキー状態で浮いてくる船では絶対有りえない話です。
魚体が横向きだった為にもう反撃は無いと油断してしまいました。
『もう一度走る』という想定で身構えていれば獲れていたとは思いますが、
負け惜しみ以外の何者でもありませんな (T_T)
今回は完全にワタクシの判断ミスが招いた大失態でした。
もう二度と巡り合えないサイズかもしれません。
獲れたワケではありませんが、
妙な清々しさは少なからず有りました。
これだから陸っぱりマダイは止められません (u_u;)
だがもし、もう少し深い所で倒れていたら・・・
これが堤防の上だったら・・・・テトラの上だったら・・・・・
溺れていたんでしょうね (^_^;)
そう考えると少しゾッとしました。
サーフでもライジャケを装着する必要性を感じましたが・・・・
実際にはどうでしょう、今回は役に立ったんでしょうかネ?
そんなこんなで
用意周到なワタクシは予備の服を持参していたので
ササッと着替えて帰り支度を始めました。
22:30 車に乗り込もうとした時、
先程の御夫婦が再び様子を見に来てくれました。
深々と感謝しつつポカリの1.5Lを進呈し、
来週またリベンジに来ることを伝えてお別れしました。
途中、軽度の頭痛を感じたのでコンビニで休憩しながらの帰途になりました。
『 逃がした魚はデカい 』 とは良く耳にしますが・・・
まぁ、とにかく怖いくらい デカかったです (^_^;)
今回、改めて 『 海 』 や 『 自然 』 の恐ろしさを実感しました。
稚拙な文章でしたが、皆さんには伝わりましたでしょうか?
自業自得ではありましたが、
なかなか出来ない体験だと思ったので書き起こしてみました。
お互いに長生きして釣りを楽しみましょう。
無謀にもランキングに参加中デス
ヤル気のスイッチも入ります (^_^;)